自分らしく生きているか

人は、それぞれ違った運命を背負って生まれてくる。
生まれた環境も違うし、適性も違う。

しかし自分らしく生きるか、自分らしく生きていないかが、
その人の幸せに決定的な影響を与える。

では自分らしく生きることを妨害するものは何か?
それは他人である。

もちろん他人そのものではない。
その人が他人とどう接するかという、その人の態度である。
その人が他人にどう反応するかである。

「他人に嫌われるのが怖い」とか、「他人によく思われたい」とか、
「他人の態度が気に入らない」とか、「他人の言葉に傷ついた」とかいった
類のことである。

他人は自分を天国にも連れて行ってくれるし、地獄にも連れていく。
悩んでいる人も努力はしている。
しかしその努力が、幸せになるための努力ではない。

天国に行くのと逆なことをしているのが、神経症的傾向の強い人の努力である。

生きるのが辛い人は、自分は今、
幸せになる努力をしているのか、不幸になる努力をしているのか、
自分に問うてみることである。

努力しても辛い、苦しい現状からできないのなら、あなたの周囲の人は
あなたを地獄に連れていっているのかもしれない。

天使のような仮面をかぶった悪魔かもしれない。
しかし神経症的傾向の強いあなたは、それを見抜けないのかもしれない。