こうあって欲しいという願望で何事も解釈する

子供に「良い子」を押しつける親がいる。
神経症的な親であればあるほど、子供に「良い子」を押しつける。

お前は良い子だと決めつける。
「よその子供と違って親の言うことをよく聞くし、家の手伝いが好きだ。
今どき珍しい子だ。喧嘩もしない」などと決めつける。

こんな子供はいないのだけれども、神経症的な親は
その様に子供を決めつける。

神経症的な親は自分にとって都合のいいように子供を決めつける。
すると子供はそれを演じるようになる。

「僕は良い子なんかじゃない。普通の子供だ」とは言えなくなる。
神経症的な親の押しつける理想の子供像に縛られて生きるようになる。

こうして良い子の悩みが始まる。神経症的な人は相手の現実を見ない。
神経症的な親は子供の現実を見ない。
こうあって欲しいという自分の願いにしたがって相手を決めつける。

うつ病的な人は相手を決め込む。
「あなたは幸せよ」と相手の現実を見ないで決め込む。