努力に努力を重ね挫折していく

親の一方、または両方が高い基準と強い競争心によって成功した家族は
子供に対して非常に厳しい状況を作り出すことがある。
子どももまた自分の成功のために高い基準を設ける。

子供の本当の長所ではなく、その子の不得意領域で自信をつけさせようと
してしまう親がいる。そうした子供は努力に努力を重ね挫折していく。

あなたは、自分の不得意なところで勝負しようと思っていないか。

自分の不得意なところに価値をおいてしまうが故に人は一生不幸でいる。
あなたが最も影響されてはいけない人が、あなたの不得意なところを
価値があると言う人である。

そういう人と心理的にかかわってはいけない。あなたにとって害になる人である。
この世の中にあなたの本当の長所を馬鹿にする人がいる。
そこが問題なのである。

この世の中にまるで自分の適性だけが唯一の価値であるかのごとく
主張する人がいる。そういう人に影響されて一生を棒に振る人は多い。

そしてそういう人に影響された人は、人の何倍も懸命に仕事をしても成果は上がらない。
そういう人に影響されなかった人は楽しい人生を送りながら次々成果を表す。

その違いは、あることだけが価値と叫ぶ人に影響されてしまったか、
影響されなかったかという違いだけである。

ある人の言うことを悔しいと思ったか、思わなかったかという違いだけである。
人は悔しいと思うことで、自分の適性と違ったことに挑んで、自己喪失する。