どうしても他人と協調できない

能力がありながら、組織で働けないという人がいる。
全く能力がないのではなく、能力はあるのだが、他人の評価とその人自身の評価とが
一致しないので、いつも人と衝突する。

他人がその人のやったことを評価しているのと、その人自身が評価しているのとの間には、
大変な違いがある。

「あいつには才能があるんだけど、人格に問題あるしな」とか
「あいつには才能があるんだけど、惜しいな」などと言われる人は自己中心的であることが多い。

会社が他人と協力できる人を求めるのは当たり前である。
それは自己中心的でない人が欲しいということである。

組織で働けるか働けないかということは、かなり重要である。
自己中心的な人は組織で働くのは難しい。

組織で働くためには、自分の欲求を抑えなければならないことがある。
他人と補いあって、働いていかなければならない。

他人の足りないところを自分が補える人でなければならない。
自分の足りないところを他人が補ってくれることもある。

自己中心的な人は、他人の足りないところを自分が持っていると、それを得意になり、誇示する。
どうしても他人と協調できない。周囲の人の反発を買ってしまう。

自己中心的な人は、他人と協調できない人である。
自分の名声とか、自分の利益とかにばかり気を取られて、他人の気持ちを理解できない。

自分の名声とか、自分の利益があまりにも重要であるために、外に眼がいかないのである。
全ての人が自分の名声や、利益のために奉仕することを当然と考えるのが自己中心的な人である。