優越できなければ無気力になる
いつも悩んでいる者は愛を知らない。だからこそ傷つきやすい。
そして傷つけば復讐心や敵意を持つのは当然である。
そしてそれらのマイナス感情を持てば、人に優越しようとするのも当然だし、
見返してやろうとするのも当然である。
そしてこの傷ついた心を癒すために生き方を間違える。
傷ついたところから人生の歯車が狂いだす。
本当の自分に出会ったことのない者が辿る間違った道に迷いこむ。
一旦この間違った道に迷いこめばそう簡単に抜け出せるものではない。
周囲との関係も悪循環に陥ってしまう。本当の自分に出会ったことのない者は
すぐに他人に優越しようとするから周囲の人の反発を引き出してしまう。
そこでそれにこちらがさらに反発して力を誇示する。
それが周囲の反発をさらに大きくする。
劣等感を持つ者は優越することが唯一の喜びになると言われるが、
正確に言えば、愛を知らない者は優越することが唯一の喜びになるということである。
そして優越できなければ無気力になる。