カウンセリング

神経症者の愛の感じかた

2019.01.03

喜んでいることを隠そうとする

深刻な神経症者は他人が自分の幸せを願っているということが
信じられないという。

しかし軽症の神経症の場合にはそれは理屈では理解できる。
自分が愛されているとは頭では理解できる。

相手の愛を頭では信じることもできる。しかし心理的に健康な人の愛し方に
神経症者が愛を感じて満足することはできない。

なぜなら心理的に健康な人は愛する人のために何かをする時に楽しいからである。
神経症者自身が相手のことをする時には、自分が喜んでいるなら、
喜んでいることを隠そうとする。

喜んでいることでは憎しみが晴らせないからである。
神経症者は「自分はこんなに苦労している」ということで自分の内に
隠された憎しみを表現している。

だから神経症者は恩着せがましくなる。相手は自分に苦労してもらいたくないと
思っていることが信じられない。

隠された敵意があるから、自分の幸せが相手の幸せであることが感じられない。
だから神経症者は偽りのやさしい言葉に愛を実感してついていくことが多い。

「自分はこんなに苦労している」というのは自分の内に隠された憎しみの表現である。
そのように苦労を訴えた時に、卑怯な人の「大変ねー、大変ねー」という
偽りの愛の言葉に、神経症者の心の傷が癒される。神経症者の憎しみが癒される。

そしてまた、そのずるい人から搾取される。その繰り返しである。
神経症者は敵意があるから、本当のやさしい人の愛し方に、心が癒されないのである。

彼らにとってはまず何よりも傷ついた心の憎しみが晴らされることが必要なのである。

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