困難に直面したときこそ力が試される
自分の失敗や、自分の力不足を認められない人がいる。
うすうす気がついてもなかなか認めない人がいる。
なぜだろうか?
うすうす気がついても認められないときには、もう前向きの
エネルギーがないときなのである。
ナルシストは同じ失敗を繰り返す。
彼らは自己陶酔しているから、自分の失敗の原因を考えることができない。
彼らが、失敗するのは現実と接していないからである。
この事業を始めたのは失敗だった。
なぜ始めたか?
煽てられて断れなくて、つい身の程を知らずに事業を始めてしまったと認める。
失敗の原因は、煽てに弱い自分の劣等感だと気づいたときには、
その人はすでに失敗を乗り越えている。
あいつにお金を渡したのは失敗だった。
しかし、それは自分の自信のなさが原因だと気づいた。
断れない自分の弱さを認めたときには、すでに失敗を乗り越えている。
失敗の原因が自分にあると気づいたとき、その人はすでに
失敗を乗り越えている。
失敗を乗り越えたときに、人は強くなっている。
しかし、「失敗したのはあいつがいたためだった」と思っているときには、
「あいつ」への憎しみに苦しむ。
そういう人は、まだ失敗を乗り越えていない。
自分の自信のなさが原因で失敗したと気づかないで、ただもう失敗したくないと
思えば、新しい事業には手も足も出なくなってしまう。
そして、いよいよ失敗をものすごいことに考える。
失敗をして、なぜ、失敗をしたかを考えることは大切である。
でも、考えるだけでは人生の意味は分からない。
体験しなければ、人生の意味は感じられない。
だから、何かをして失敗したあなたの人生は、意味のある人生なのである。
困難と取り組んでこそ、自分の力は試される。