自分の好きな桃とオレンジを出され、どちらか一つを食べていいと言われた。
もう一つは、「あの人にあげる」と言われた。
①現実を生きる人
今、食べたいものを選ぶ。
②言い訳をする人
迷いに迷って、「あの人」が選んだ残りをとる。
そして、自分では決められなかったことの言い訳を、次のようにする。
「相手に好きなものを選ばせてあげてよかった。どっちみち、これも
好きなのだから」と。これらの言葉は、みんな嘘。
③いつも無理をして生きている人。
両方食べられないかと願う。
ハードルの高い欲望、願望に苦しめられる。
④相手に憎しみを持つ人。
あの人さえいなければ、両方食べられるのにと思う。
⑤相手の不幸を願う神経症的傾向の強い人。
自分も食べないかわりに、あの人にも渡したくない。