自信のあるなしが仕事の場面に表現されることを忘れてはならない

何事においても当事者になることを避けようとする人は、自分自身を信頼できない人である。
当然他人も信用していない。

当事者として苦労している人を「あんなこと馬鹿らしいよ」と言う人は、
自分で自分を信頼できないでいる人である。

自分が自分を疑っている。このような人と多くの時間を一緒に過ごすと、人格的に
欠陥をもってしまう。つまり自信喪失する。

もし自信をもって生きたければ、当事者になるべき時には当事者になるような上司と
深入りすることである。
そのような人からは仕事ばかりでなく、人生全体について学ぶことはたくさんある。

自分の責任において仕事をしたがる人は、情緒的に成熟した人であり、
決断すべき時にも「任せるよ」などという人は情緒的に未成熟な人なのである。

仕事に対して否定的、消極的なものの見方をする人は、やはり人生全体を歪めて見がちである。
そのような人が、いかに余暇を過ぎしているかを見れば分かる。

そのような人が余暇に求めているものは、現実を忘れることである。
そんな人は中年になっても、一時の刺激を求めて夜の盛り場に集まる若者と同じなのである。

その人の自信のあるなしが仕事の場面に表現されることを忘れてはならない。

自分がコントロールできるような仕事を自分の責任において積極的にやりたがるタイプ、
自分の優越を誇示する仕事をやりたがるタイプ、常に仕事に否定的な態度をとるタイプ、
いろいろなタイプがある。

それはそれぞれの人が、どのようなことに喜びを見つけるかの違いなのである。
自信のある人と自信のない人とでは、喜びを感じるところが違う。