事実の解釈には欲求不満が大きな影響を与える

良し悪しは別として、ものには出来上がったイメージというのがある。

コップが二つある。2
一つは自殺した人が飲んだコップ。もう一つはそうではないコップ。
二つとも煮沸して綺麗に拭いてある。

事実として同じコップである。
人はどちらのコップで水を飲むか。

コップはコップだと言っても、そこから受ける心理的圧迫は違う。
記憶には知的記憶と、感情的記憶がある。
感情的記憶を消すのは大変である。

はじめて会った人の印象は三十秒でだいたい決まるという。
つまり印象は非常にいい加減なものである。どんっ(衝撃)

そして一度作られた印象はなかなか変わらない。
その印象が、次の情報を評価することにも影響する。

同じ噂をすぐに信じる人と、信じない人がいる。
同じ噂でも、飛びつくように信じて人に言いふらす人もいれば、
単なる噂として相手にしない人がいる。exclamation

いつも噂話で盛り上がる人達もいれば、噂話をしない人達もいる。
事実の解釈には欲求不満が大きな影響を与える。

欲求不満な人と欲求不満でない人では事実がまったく違って感じられる。
欲求不満な人は、幸せそうに見える人が「じつは、彼には多額の借金が
あるらしいわよ」という噂の方が信じやすい。わーい(嬉しい顔)

満足している人は「本当なの?噂でしょ」と思う。
欲求不満な人は「あの人、宝くじが当たって相当財産があるらしい」という
噂は信じたくない。ちっ(怒った顔)

噂話が好きな人は、要注意である。感情的に問題がある人である。