「あなたのために」「おまえのために」
親が子供に、妻が夫に、男が女に、上司が部下に、
いかにも相手を思って発言するような言葉ではあるが、
この言葉は、ウソであることが多い。
自分が大切で、ウソから無意識に口にする言葉。
思った結果にならない場合、
「これだけ尽くしたのに」「これだけしてあげたのに」と
恨む言葉が続く。
自分が嫌われたくないためか、束縛したがる人に多い。
「少しだけいいですか?」「ちょっとよろしいでしょうか?」
自分を売り込むための言葉。
自分がいかにも常識があるフリをして、謙虚さをアピールするが
そのあとに続く言葉は、様々な要求が多い。
自分が低姿勢で話しているのだから、あなたはそれに応えるべきだと
無意識に出てくる言葉。
この言葉をよく使う人は、ズルい人に多い。