表面的には見えないところに本質があることが多い

人の目につくところで一生懸命になるビジネスマンがいる。
「私はあなたのためにこんなに一生懸命働いています」ということを
リーダーの前で誇示するビジネスマンがいる。

しかし重要なことはたいてい、見えないところで行われている。
本当にリーダーのためになることをしている部下は、見えないところで
頑張っているかもしれない。

その見えないところで頑張っている部下を見抜ける眼力が
リーダーには必要である。それが失脚しないリーダーなのである。

「わたしはあなたのためにこんなに一生懸命働いています」ということを
リーダーの前で誇示する部下は、リーダーの勢いが衰えればすぐに別の
人にくっつくような人ばかりである。

自分が失脚したときに、かつての部下が冷たいと嘆くビジネスマンは多い。
しかしそのような部下を自分の周りに集めてしまったのも自分なのである。

寝首をかかれるとか、飼犬に手をかまれるとか、いろいろなことを言う。
しかし寝首をかくような人を自分の側に置いたのも自分なのである。

それが自分の器である。誰を自分のそばに置くかは、その人の器量で決まる。
小物はイエスマンを自分のそばに置く。

寝首をかかれたとき、かかれたその本人には責任がないようなことが
よく言われる。

寝首をかかれた人は被害者で、みんなから同情されて当たり前と思っている。
しかし誰でも寝首をいきなりかかれるわけではない。

寝首をかくような人でも、それまでの付き合いのどこかでその兆候を表していたに違いない。
寝首をかかれた人はその兆候を見抜けなかったのである。