言葉を聞くよりも相手の態度を見る

よく離婚の原因として「性格の不一致」というのがあげられる。
しかし性格が、一致している例は少ない。

性格の違いが重要だと思っているが、重要なのは違いではない。
その違いをどのように扱ったかということである。

相手を理解するということは相手と自分との違いを理解することなのである。
相手の言うことを文字通りに解釈してはならない。

文字通りの言葉の解釈と相手の意味していることとは違う。
言葉を聞くよりも相手の行動や態度を見るほうが相手の真意が
よく分かるときがある。

自分に自信のない人は相手の言葉や表面の態度に反応してしまう。
例えば相手の軽蔑の言葉に傷ついてしまう。

しかし相手は劣等感に苦しんでいるから、そのような言葉を吐くことがある。
男としての自分に自信がないから女性を軽蔑するような言葉を吐く。

夫のあなたに対するあら探しの言葉を額面通り受け取ってはいけない。
その言葉の裏にある悩みを聞こう。
夫と妻を入れ換えても同じである。

妻のあらばかりを探して妻をいじいじと責めるのは、夫が深刻な劣等感に
悩まされているからである。

そうしていないと自分の心の葛藤に直面してしまいそうで怖いのである。
そこで妻を馬鹿にし続ける。

妻を馬鹿にすることで自分の価値を証明しようとしているにすぎない。
そんな夫の言葉を文字通り解釈してはならない。

夫が大言壮語するのは気が小さいからである。
夫は自分の気の小ささをを隠すために大言壮語しているにすぎない。