嫌われるのが怖い

恋人が「今日は会えない」と電話で言う。すると「どうして?」と聞けない。
理由くらい聞いてもいいのに、聞いてうるさがられたら困るから聞けない。

そうしているうちに不満が募り、恋人に素直になれなくなる。
神経症型の人は相手の顔色をうかがいながら話すうちに、心の交流を失ってしまう。

神経症型の人は嫌われるのが怖いから、相手が怒ると「ごめんなさい」と謝ってしまう。
しかし心から謝っているのではない。嫌われるのが怖くて、言葉として「ごめんなさい」と
言うだけである。気持ちが謝っているわけではない。

それを繰り返しているうちに、次第に自分の気持ちを理由もなく不機嫌になってくる。
神経症型の人は「なぜ、相手が怒ったか」という原因を考えない。

「どうしてこの人は怒ったのだろう」と考えて、原因を理解することのほうが、
今後の二人のためには大切である。

それなのに、とにかく相手の怒りを鎮めることを考える。そして、言葉として
「ごめんなさい」と謝ってしまう。

神経症型の人は相手の心を読むことをしないで、「ごめんなさい」と言って、
自分の態度を売り込む。

しかし、いざこざの原因が取り除かれていないから同じことが繰り返される。
相手に理由も聞かないし、自分の不愉快な気持ちを伝えもしないで、ただ嫌われたくない
ために、「ごめんなさい」を言う。

だから次第に相手に素直になれなくなる。次第に相手に素直になれなくなる。
次第に相手が好きではなくなる。しかし相手から離れられない。
神経症型の人の人間関係の特徴は「不機嫌」である。