自分探しに外国へ行くのは逃げである

よく自分探しに外国へ行く人がいる。旅行であったり、留学であったり。
外国の方が、本当の自分が見つかりやすいというものではない。

日本で迷走しているよりも、外国にいる辛さの方が心理的に楽である。
外国にいる方が自分の感情から目を背けられる。
自分探しをしているつもりで、単に迷走しているだけのこともある。

自分の心が求めているものは、今住んでいる所で見つけなければならない。

本質的自分探しが必要な人の中には、「本当の自分、本当の自分」と言って
現実から逃げている人が多い。

現実から逃げていない人は、今のこれが「本当の自分」と思って戦っている。
逃げている人は、目の前に見える困難なことから逃げている。

自分探し依存症の人は苦難の道を選ばない。それは夢がないから。
エネルギーがないから。毎日が何かおかしい。
どの職業に就こうが、誰と結婚しようが、生きることはうまくいかない。

現実から逃げているから、同じところをグルグル回っている。
他の人ははるか向こうを歩いている。