いつも自分の話ばかりする人々

自分にしか関心がないナルシストは、自分の話題がことのほか好きである。
他人のことが話題になると急につまらなくなる。

だから、自分のことを話題にしてくれる集団が好きである。
このナルシストに、こちらの話に興味を持ってもらおうと努力すればイライラする。

ナルシストは自分が苦労したことについての話はいくらでもできるが、
相手が苦労したことについての話はなかなかできない。

相手に関心がないからである。他人の趣味についての話などをするのは、
つまらないを通り越して苦痛である。

子供は誰でも飽きることなく自分の話をするが、ナルシストはことにそれがひどい。
自分の話は飽きないが、人の話はすぐに飽きる。

ナルシストが、自分が二つの会社のうち、どちらに就職すべきか迷っているとする。
その話題であるなら、いつまででもする。

しかし、他人の就職や仕事のことが話題になると、急につまらなくなる。
相手に関心を持ったら損と言わんばかりである。

ここが、ナルシストと、人と親しくなれる人の違いである。
親しい友人のいる人は、その友人に関心があるから、
その友人の仕事について興味がある。

だから、その話題が好きである。そこで友達はその人と一緒にいることが楽しい。
そこでまたその人に会いたくなる。こうして友達関係は安定する。

親子関係も同じである。愛情をもった母親は、自分の子供の仕事に興味を持つ。
自分の子供が、どのような仕事を選ぶかに興味がある。

子供の将来にすごく関心がある。子供の将来の話題に関心があるから、
その話題になれば熱が入る。

子供は親が自分のために存在してくれていることを知り、安心する。
親子の関係は基本的にうまくいくのである。