毎日虚栄心に苦しんでいる

あなたは若い頃、高級ブランド物を着て、それが個性と思っていたかもしれない。
しかし違う。

高級ブランド物を着て得意になること、そのことがあなたの個性なのである。
高級ブランド物を着たのは虚栄心からなのか。それが好きだったからなのか。

高級ブランドを品を身につける動機はそれぞれ違う。
その動機が個性なのである。

あなたは虚栄心からブランド物を着たとしても、すき好んで虚栄心が
強かったわけではなかった。あなたは毎日虚栄心に苦しんでいる。

自分で自分の虚栄心にほとほと嫌気がさしている。
でも、それがあなたなのである。

あなたの虚栄心が強いのには強い理由がある。
淋しかったから高級ブランド物を着たかもしれない。

そして、見せびらかして皆に嫌われたのかもしれない。
あなたは他人にとって勘にさわる存在だった。

ども、あなたがキーキー言う理由はある。
相手から見て自分はどういう存在であるかということを、
よく考える心理的なゆとりがなかった。

あなたは自分でもどうしてよいかわからなかった。
あなたは今、自分の過去のなかに自分を見つけるときである。

そして、それ以外には自分は生きることができなかったことを認めることである。
そして、今のあなたがある。

虚栄心が強いあなたは、あなたはあなたであってはならないという
破壊的メッセージを受けて成長しているのである。

虚栄心が強い人は、こうあるべきだという思い込みがある。
虚栄心が強い人はまず、自分はノイローゼになる運命を持って生まれてきたと
いうことを受け入れることである。

そこからまた新しい人生が始まる。

現実の生身の自分から出発すれば、今の自分が固有な存在だということに気がつく。
虚栄心が強い人が素直な人になったら、これは大事業を成し遂げたことになる。